2011年12月27日 読了
日本人と、多国籍と言われるグループとの戦いが、あちこちで始まってしまった。
ただ血の流れる景色が見たいと殺しまくる少年を中心に。
いくつかの謎は解け、団結するものと裏切るものがはっきり見えてくる。
かつて種をまいた者たちの世代から、第2、第3の世代へと移り、それが芽吹いた頃、第4の世代を身ごもる母達が現れた。
第4の世代が生まれる頃には、決着はついているのだろうか。
このストーリーを覚えているうちに最終巻が出てほしい。
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読書と編み物の記録
2011年12月27日 読了
日本人と、多国籍と言われるグループとの戦いが、あちこちで始まってしまった。
ただ血の流れる景色が見たいと殺しまくる少年を中心に。
いくつかの謎は解け、団結するものと裏切るものがはっきり見えてくる。
かつて種をまいた者たちの世代から、第2、第3の世代へと移り、それが芽吹いた頃、第4の世代を身ごもる母達が現れた。
第4の世代が生まれる頃には、決着はついているのだろうか。
このストーリーを覚えているうちに最終巻が出てほしい。
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2011年12月24日 読了
多国籍と言われる外国人と、純潔の血を尊ぶ日本人達の間で起こった小さな火種は、やがて爆発を招くだろう。
不法滞在を厳しく取り締まろうとする法案が出され、それに揺さぶられた人たちが増加する。
複雑になる人間関係。
60年も前にまいた種が、やっと一つ、咲こうとしている。
様々な信念が入り乱れる中、戦前の中国で種をまいた3人の男たちのなかの、トラが語った言葉にとても心を打たれた。
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2011年12月23日 読了
日本人の純潔を何よりも大事に思う武道家と、一つの国の伝統だけにこだわらず、異国に渡りそれぞれに進化した物の美しさを愛でる骨董屋。
二つの思想が少しずつ数を増やし、やがて政治に絡みつく。
古い自費出版の本から、戦後日本で大きな力を手に入れた三者を辿るうち、鳩やサーシャの過去も少しずつ語られていく。
美しい人形のようだったサーシャが、やっと人間らしい姿を見せてくれるようになって、なんだかとてもうれしい。
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2011年12月18日 読了
身を切られるような痛みすら欲しいと思ってしまう、タイトルのイメージそのままの、恋。
今に満足していても、仕掛けられた罠がすぐそこに見えても、恋に落ちただけで全てを捨てる理由になる。
今回の生贄は、地位も家庭もある、ごく普通の役人。
今までのメンバーがせわしなく登場する。
亮司の影が薄くなってきた。
サーシャは相変わらず、ほとんど出番はないくせに存在感は大きい。
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2011年12月12日 読了
鳩が奪った新しい薬。
そのせいで、鳩はどこからも追われる身となっていた。
ハトを探せと命ぜられた少年と、その少年の家で暮らす家出少女が、お互いを思いながらもやはり闇を振りほどけない。
毎回、決して戻れない坂を下る若者に注目して進む物語。
サーシャが企む革命と、すみれの望む未来が、どうつながるのかがとても楽しみだ。
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2011年12月03日 読了
元新聞記者が、葉山との待ち合わせに動物園を指定した。
彼の話を聞くために、葉山は色々な動物の檻を見つめる。
アニマル・スターと呼ばれた人物は、いずれスパイになりそうな人物を様々な国に紹介していた。そして彼が野に放った者の中から、いつしか大物が育っていた。
小さな仕事の積みね、繋ぎあわされた短編。葉山の勘が冴える。
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2011年11月27日 読了
リストラ請負会社で働く真介。
今回もターゲットたちに円満な離職を進める。
今回は泣かせる設定が多かった?
特に「みんなの力」は珍しい展開のため、ありきたりであり得ない結末になった。
真介の目線でいろんな仕事を見つめるので面白いが、考え込むことも多い。
相変わらず彼女の前での真介のロクデナシぶりはカッコ悪い。
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2011年11月26日 読了
専業主夫となった八駒敬典のところに、つま先の折れたフランス人形が持ち込まれる。
折れたつま先の洞からにじみ出るような秘密を、敬典は「電源のいらない検索サイト」と呼ばれるほどの知識で解き明かす。
聞きなじみのない言い回しが多く、なにやら専門的な話が出る。
それでも堅苦しくなならい語り口でいろんな物のウンチクが分かる。
軽い謎解き話だが、話の進め方はやはり少し強引な気がする。『天才たちの値段』と同様。
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2011年11月23日 読了
八丁堀にある小さなリサーチ会社で働く内田偲は、単調で穏やかな毎日を堪能していた。
しかしいつからか、街で小さな犯罪が増え始める。
鉱物シリーズ番外編と言いつつも、彼らはほとんど出てこないのですっかり別物と言ってもいい。
大きな研究のためにいろんな種をまいた天才の、迷惑な実験。
最初は女を見れば誘っていた偲だが、最初からとても好印象だった。
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2011年11月22日 読了
16年前の大事故。3国がそれぞれの理由で隠した事実を、誰かが暴こうとしている。
おなじみの面々が違った角度で見れておもしろい。
鉱物シリーズを読んでいるとさらに深みが増すだろう。
隠された秘密は、まだ明らかに出来ないらしいことも。
間を開けずに続きを読みたくなるシリーズ。
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