よっつ屋根の下


2018年06月16日 読了
 勤め先の病院の不正を告発し、地方に飛ばされた父。
東京を離れるのは嫌だと頑なに拒む母。
息子は父に、娘は母についていくことにして、それぞれの生活が始まる。

 家族がバラバラになる危機を、それぞれはどう思い、どう折り合いをつけていくのか。暗い話題が多い割に、しんみりしないでするする読み進められた。
相手の事が決して嫌いではないために悩む。
章ごとに家族それぞれの目線から見た家族が描かれているため、同じ話題でも飽きない。充実した気分で終われた。

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