葬偽屋は弔わない: 殺生歩武と5つのヴァ二タス


2015年12月06日 読了
 自分が死んだことにして、偽の葬儀をする。周りの人はどんな反応をみせるだろうか。
決して安くない費用がかかりますが、身近な人の本音を引きだすことができるでしょう。
依頼人は、若者から余命1か月の病人まで。

 現実の何もかもが感じられなくなり、死のうとしていたセレナは、いかにも怪しげな男に声をかけられる。4か月だけその命を預けてみないか、と。
イケメンだけどヘンタイの男二人と何人かの葬儀をやるうち、セレナを拾った男の過去が見えてくる。縁起でもない仕事だし、とても不謹慎なことをする人たちだけど、なぜだかさわやかに終わっている。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。