2016年07月13日 読了
麻布十番で頭のない死体が見つかり、新宿で胴体のない死体、そして次は足と手が片方づつ。。。集めると、ちょうど一人分の体ができる。
奇妙な事件が続き、捜査本部が立ち上がるが、一ヶ月たっても一向に手がかりが見えない。
そんな中、体をつなぎ合わされて生き返った死人であるという人物から警視庁にメールが届く。
第32回横溝正史ミステリ大賞大賞受賞作。
まっすぐなミステリー。錯乱した性格破綻者の独白で始まるため、オチがなく惑わしたまま終わりそうな雰囲気があったが、それはちゃんと真相に迫る謎となっていて、最後の無茶もしっかりあった。
まっとうできっちりとしたミステリー。
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