ノアの徴


2009年09月07日 読了
 心理学者である立原健人が、自らの内に巣食う「モンスター」の望むままに殺人を犯す。完全犯罪を目指す傍ら、自らの存在を示す印を残し。。。

 ネットで獲物を見つけたり、心理学用語を目印としたり、多重人格や虐待といった興味をそそる題材をうまく利用しているが、最初からどうも不快感を引きずる。

 「ユグノーの呪い」と同じく読みやすかったが、こちらは後味が悪かった。

 ノアをもっと使ったほうが面白くなったんじゃないかな。
「言い間違え」についての心理学的解釈も、意味深に使われている割には説明もなかったのがものたりない。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ノアの徴 [ 新井政彦 ]
価格:1980円(税込、送料無料) (2019/11/6時点)

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。