ミリオンセラーガール


2014年10月09日 読了
 フラれた翌日、リストラにあった。
ファッションの世界が大好きだった主人公・沙智は、本をろくに読んだこともないのに出版社の面接を受ける。

 ファッション誌にかかわりたくて入った出版社だが、沙智は販売促進部に配属される。
個性豊かな部のメンバーと共に、ミリオンセラーを仕掛けるべく奮闘する。

 無知な沙智は書店に研修に出されるが、そこで描かれていることはただの業界の愚痴でしかない。沙智の目を通して本を魅力的に見せ、興味を沸かせるどころか、盛大な愚痴でよけいに本に幻滅させる。
たまには本を読もうと思った人にこんな本を読ませたら、本への興味はなくなるだろう。

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