ルパン、最後の恋


2017年02月22日 読了
 元外交官のレルヌ大公は、ある日拳銃自殺する。
残された娘のコラは、父の死によって急に明らかにされた自分の出生の秘密に振り回されることになる。そして、ロンドンで知り合い、友となった4人の男たちの正体がわかる頃、ルパンは最後の恋の結論を迫られる。

 話題になった時には縁がなく、今やっと読めた。
推敲の途中らしい突飛さがあり、何度か行きつ戻りつして流れをつかみながらだったが、その分楽しめた。ジャンヌダルクやナポレオンとかが絡んで話が大きくなると胡散臭くなりそうだと心配したが、最後にルパンは大きなものを得て満足して終わる。
最初と最後の物語が同時に読めて、大変満足した。

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