図書館の魔女 烏の伝言


2015年10月03日 読了
 マツリカ達が成し遂げた三国円卓会議から一両年後、ニザマとアルデシュの間にある湾岸地域では、今やどちらからも独立していわば自治州として孤立していた。
そこへ、ニザマからの逃亡をもくろむ地方官僚の姫君ユシャッバが、山の民である剛力を案内人にやってくる。

 今回はマツリカの活躍はあまりない。
湾岸で地下に暮らす子供たちと、剛力や近衛の活躍がメインとなる。なにより前作で腕を切られた双子座のヴァーシャが頼もしい。
隠されたニザマの跡継ぎとキリヒト達の活躍はまだ先のこととなるのか。

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