2019年05月30日 読了
愛妻を亡くし、ケンブリッジの図書館を定年退職したばかりのわたしのところに、ある日妙なメールが送られてきた。
いくつかのファイルが含まれていたメールを開き、好奇心を持ってしまったために、わたしは奇妙な出来事に巻き込まれる。
それは九つの命を持った、しゃべる猫の話。
ミステリーでホラー。念じるだけで相手を殺せる力を持った猫なんて、想像しただけで怖いけど、じっと見つめてくる猫の不気味さがよくわかる。
構成がばらばらな気がするのもわざとのようで、それが一層予測のつかない未来を感じさせる。
時代と人物が入り乱れるので少し混乱した。
|