2012年05月26日 読了
義足のダンサー桐生志摩子が、アンデルセンの童話「赤い靴」を連想される姿で殺されていた。
彼女の義肢を作った『仲井義肢製作所』の義肢装具士・香坂徹は、彼女の夫から相談を受け、調べ始める。
装具士、義肢ユーザー、その家族たちの生活や思い、そして義肢そのものの意義。
失った体の機能を補完するために義肢を使う人がほとんどだけど、中には「ありのままの自分」になりたくて体の一部を切り取りたい人もいるという。
探偵役の鴇のスマートな推理が面白く、シリーズ化しそうな予感。
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