2016年09月07日 読了
お狂言師とは、大名家の奥向きに参上する女ばかりの一座。
水木歌仙一座の歌吉は、ある事件をきっかけに公儀の隠密の手下である「手駒」となった。
ある時、将軍家の姫の嫁ぎ先を巡り、二つのお家が金のかかる「厄介嫁」となる姫を押し付け合い始める。
そのさなか、密談をしていたと思われる二人が心中に見せかけて殺される。
シリーズものなのに途中から読んだおかげで、所々出てくる昔話がよけいに気になってしまう。
でも長々揉めた割にあっさりと幕が下り、拍子抜けする結末となった。
さかのぼって読もうとは思わない程度。
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