感染症のあおりを受け、仕事が減ってしまったミチルは、もっと安い家賃の家に引っ越すことを決める。
紹介されたのは、シェアハウスだった。
そこは、40代独身女性のみが入居できるといい、見学に行ったミチルは、住人たちの様子を見てすぐに入居を決めた。
いろんな悩みと過去を持った女性たちが、迷い、時には出ていく人を見送りながら、前を向こうと頑張る毎日を描く。
大きな出来事があるわけではなく、本当にただそれぞれの毎日を淡々と描いている。
退屈だと感じる部分もあるが、ミチルがいつも何かしら考えていて、それを言葉にしているため、どんなことが問題になっていて、どうしようと思っているのかがじっくりと感じられる。
夢中になって読むという本ではないが、しっかり現実を見ているなぁといった感じ。
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