泥棒は深夜に徘徊する ― 泥棒バーニイ・シリーズ


 仕事の決行は週末と決め、今夜は下見だけのつもりだったのに、どうしても別のいい場所を見つけてしまったら立ち去れなくなったバーニィ。
しっかり道具も持っていたことから、忍び込むことに成功するが、そこでまたもや住人が帰ってきてしまう。
ベットの下に隠れたバーニィ。
そこで彼は、なんとも嫌な場面を見てしまう。
さらに、偶然その一画で別件の強盗殺人が発生しており、街角の防犯カメラに姿をとらえられていたために、今度は殺人の容疑者になってしまう。
そこでバーニィは今度も自分の無実を証明するために走り回ることになる。

 偶然だと思われたことが仕組まれたことだったり、そこにバーニィのちょっとした嘘も混ざってますますややこしくなってくる。
そして国をまたいだ犯罪に絡んできて歴史の知識も手に入り、バーニィはすっかり探偵となってしまう。
今回はちょっとわかりにくかった。
最後のキャロリンとの種明かしが楽しみになる。