2016年08月02日 読了
大戦争であらゆるものが壊れた世界。
元戦闘員の三人が偶然手に入れたオンボロ戦艦「銀鼠号」で海賊稼業を始めた。
はったりの砲台がついた船を動かし、あちこちの海で呑気に漁船や民間の輸送船を襲いながら漂う3人。
個性的なキャラクターが、奇妙な生き物と出会ったり裏切られたりする。
所々興味をそそる出来事が起こるが、「武装島田倉庫」や「水域」に比べるとインパクトが弱い。
|
|

読書と手芸の記録
2016年08月02日 読了
大戦争であらゆるものが壊れた世界。
元戦闘員の三人が偶然手に入れたオンボロ戦艦「銀鼠号」で海賊稼業を始めた。
はったりの砲台がついた船を動かし、あちこちの海で呑気に漁船や民間の輸送船を襲いながら漂う3人。
個性的なキャラクターが、奇妙な生き物と出会ったり裏切られたりする。
所々興味をそそる出来事が起こるが、「武装島田倉庫」や「水域」に比べるとインパクトが弱い。
|
|
2016年07月31日 読了
「不可能」を解く御殿場倒理と、「不可解」を解く片無氷雨。
それ以外の謎はそろってダメな二人が組み、探偵事務所を構えている。
そこに持ち込まれる謎をめぐる、短編小説。
ただ、きっちり最後まで見届けるということはなく、たいていその場にいる警察官の女刑事の穿地に後始末は任せ、謎を解くだけの二人。
さも周知の事実といった風に出てくる昔話に戸惑うが、二人と穿地、さらに犯罪の知恵を売る美影の4人には、まだ解き明かされていない「密室」があるらしいので、今後に期待。
二人の探偵がいまいち区別しにくいのも難。
|
|
2016年07月29日 読了
クリスマスイブに、一人の少年が死んだ。
自殺と結論づけられたけど、どこからか殺人だという噂が持ち上がる。
さらに、追い打ちをかけるように学校や先生、親が警察官のクラスメイトのところへ告発文が届けられる。
真実を知る前に次々と起こる事件に、疑惑、不審、裏切りといったあらゆる負の感情がおしよせる。
「模倣犯」と同じ、ただ長いだけで何もない。
|
|
2016年07月25日 読了
ベルギーの田舎の教会から突如消えた、一度もホコリを払ったことがないような古くて印象に残らない普通の絵。
その協会の牧師から、絵を取り戻してほしいと依頼される詐欺師。
日本の宗教団体が手に入れた絵は、いつものマネーロンダリングの駒と少し違っていた。
価値もわからず金に飽かせて集める美術品。それを信者たちから吸い上げた金と共に奪い去ろうとする詐欺師。
最後は鮮やかに根こそぎ盗っていくというものなのだが、どうも腑に落ちないところや違和感が多くあり、美術品や地方の歴史の蘊蓄がやたらと長い。
前作を読まないとわからないことがあるためなのかもしれないけど、とてもつまらなかった。
|
|
2016年07月23日 読了
期末試験中の風ヶ丘高校。試験勉強をしようと学校最寄りの風ヶ丘図書館に向かった袴田柚乃は、そこで殺人事件が起こったことを知る。
アドバイザーとして警察に協力しているヘンタイの裏染天馬と、いつものメンバー。
頭がいいけどオタクな裏染が、今回もいい推理といい変態行為を起こしている。
試験と共に進む意味があまりなさそうだと思っていたけど、事件と関係ないところでするりと繋がっていき、意地悪な級友にさりげなく仕返しをしていたりと、細かいところも見逃せない。
他人に興味がなさそうな裏染なのに、大きなショックを受けた女の子にやさしかったり、中学で家出を決意したり、近寄りたくないけど見ていたい希少動物のような人物で面白い。
次作では家出の原因がわかるかな。
|
|
2016年07月21日 読了
父が亡くなり、謝金を返すために家財道具を売り払ってしまうと、残すは父が集めていた根付のみ。ところが、それを売りに行く前日に必ず後ろ足の先だけ白い黒猫の夢を見るというおきみ。
その猫のせいでどこも断られ、最後は皆塵堂にやってきた。
足りない分は身を売ることになるおきみに、皆塵堂の主人・伊平次は一計を案じる。
皆塵堂にまた新たな居候。
今までの居候もあちこちに登場し、賑やかになる。
たくさんの猫が出てきて、それだけで癒されるうえ、個性豊かな登場人物が変わってなくて安心する。
|
|
2016年07月16日 読了
医者の家系に生まれ、自身も医者だが死体専門の美馬正哲と、産婆をやっている妻のお杏。
おろく(死体)が見つかるたび呼ばれる正哲と、誰かが産気づくと呼ばれるお杏という、対照的な仕事の二人が生と死に向き合う。
夫婦の形はそれぞれで、お互いと自分の仕事に向き合う二人はとても頼もしい。
淡々と進んでいくがとても暖かい気持ちになる。
|
|
2016年07月13日 読了
麻布十番で頭のない死体が見つかり、新宿で胴体のない死体、そして次は足と手が片方づつ。。。集めると、ちょうど一人分の体ができる。
奇妙な事件が続き、捜査本部が立ち上がるが、一ヶ月たっても一向に手がかりが見えない。
そんな中、体をつなぎ合わされて生き返った死人であるという人物から警視庁にメールが届く。
第32回横溝正史ミステリ大賞大賞受賞作。
まっすぐなミステリー。錯乱した性格破綻者の独白で始まるため、オチがなく惑わしたまま終わりそうな雰囲気があったが、それはちゃんと真相に迫る謎となっていて、最後の無茶もしっかりあった。
まっとうできっちりとしたミステリー。
|
|
2016年07月08日 読了
デビューはしたものの、2作目が書けない新人作家の三崎小夜は悩んでいた。
自称クリエイターの元カレや、強烈な個性の漫画家、美人なのに自信がない先輩など、ちょっと壊れた人たちに囲まれて日々悩み続ける。
突き抜けておかしな人たちが登場する。
彼らを知るたび思わず納得してしまいそうになる小夜だが、洗脳されつつあることにちゃんと気づき、わが身を振り返る。
でも結局どうなるわけでもなく、ただ目の前のことをやるしかないというだけで、全体としてはいい読後感でもなく、また内容も残らない。
|
|
2016年07月07日 読了
突然誘拐され、殺風景な部屋であと2時間で死ぬと言われた。
加奈美はパニックに襲われながらも、もう一つの部屋に閉じ込められた「遠藤」と協力しながらパズルを解く。
そして一方では、ある女性宅に侵入した少年たち。
部屋を荒らすうち、隠しカメラの存在に気づいて怖気づき、暴力に出ようとする。
二つの場所での出来事を交互に綴り、最後は繋がるというよくある手。
でもパズルにも人間関係にも魅力はなく、うんざりするほどつまらない。
読む必要なかった。
|
|