2011年09月27日 読了
バチスタシリーズではおなじみの速水、田口、高階、島津といったメンバーが登場するが、話は医学とは離れたところで進む。
学生時代、彼らが夢中になっていたもの。
互いの存在のみを強く意識した、速水と清川の戦い方。
この頃の速水を知ると、その後伝説を作るようになるとは想像できないが、若き日の彼は一途だった。
病院での彼らの生きざまに至る途中経過が見れたようで面白いが、ストイックすぎて入り込みにくい。
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読書と手芸の記録
2011年09月27日 読了
バチスタシリーズではおなじみの速水、田口、高階、島津といったメンバーが登場するが、話は医学とは離れたところで進む。
学生時代、彼らが夢中になっていたもの。
互いの存在のみを強く意識した、速水と清川の戦い方。
この頃の速水を知ると、その後伝説を作るようになるとは想像できないが、若き日の彼は一途だった。
病院での彼らの生きざまに至る途中経過が見れたようで面白いが、ストイックすぎて入り込みにくい。
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2011年09月24日 読了
友人たちと過ごした大学時代を季節ごとに描く。
クラスメイト、女の子、罠、事件などの、いずれ思い出となる出来事たち。
ただ、始めの頃ははさして書くべきこととも思えず、
「面倒臭いことや、つまらなさそうなことの説明は省くつもりなので」という文があったのが皮肉。まさにこの件を省いてほしいと思ったほど。
しかしだんだん作られていく人間関係と共に濃くなっていく。
社会と言う「砂漠」に出る前の、居心地のいい場所の思い出。
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2011年09月23日 読了
若旦那の目から光が奪われ、それを取り戻すために妖たちが力を合わせる。
光を奪ったのは神。
人と妖が、神と取引などできるのか。
いつも通りの面々、だけど今回は少し、若旦那よりも妖たちのほうが存在感があった。
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2011年09月20日 読了
警察に少なからず遺恨のある者達が、様々な方法で国家権力に挑む。
正面から腐敗を正そうとするもの、影からメンツをつぶそうとするもの、ただ金をもぎ取ろうとするもの。
たくさんの人間の思いが描かれるが、上手く絡めたところで失速した。
結末だけが少しも残らない。
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2011年09月13日 読了
大阪の男たちは、大きなナイショの何かを守っていた。
東京からやってきた会計検査院の調査官3人は、大阪で眠っていた歴史を掘り出そうとする。
流れが悪い。
ホルモーでぽんぽんとテンポよく惹き付けた力が感じられなかった。
でも、男たちの壮大なウソと、女たちの頼もしい支えがあった。
映画になって、どうアレンジされているのか気になる。
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2011年09月06日 読了
ペット探しが専門じゃない!
とは言うが、来る依頼は猫と犬の捜索。
さらに依頼人が美人ならすぐさま受ける。
逃げたロシアンブルーを追ううち、「ハードボイルド」というにふさわしい事件になるが。
主人公はダメ男、助手は変な少女、スピード感とは程遠い展開。
ゆるい探偵小説でした。
その分二人には愛着が沸くのかもしれない。
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2011年09月03日 読了
地下室から、または蔵から、見つかった古い美術品は果たして本物か。
真贋を問われる短大の教師・佐々木。
なによりも美術コンサルタントの神永の見抜く力が変わっている。
でも流れが不自然でわかりにくい所が多く、余韻も少ない。
キャラクターの個性や気持ちの動きよりも、美術品のウンチクに力が入っているからか。
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2011年08月30日 読了
人里離れた山の頂、大きな洋館の中に、世俗とは関わりを持たない一族がいた。
その洋館では、血ぬられた伝説がある。
暗く長い話。莫大な財産と、血族婚を繰り返す人々は、時に狂う。
キーとなる人物は探偵かと思いきや、最後にさらっと明かす本当の名前と主人公。
とっつきにくいが世界観に深く沈める。
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2011年08月28日 読了
小説家になった女性と、彼女を支えた夫。
二つの物語。
どちらも体を引きちぎられるほどの思いをする。
得意の甘い話とは少し違って、切なくていい話だけど、辛くて二度と見たくないと思ってしまう。
やはりこの人はハッピーエンドがいいな。
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2011年08月27日 読了
関西の都市・浪速で新型インフルエンザが発生した。
浪速市は政府により警戒態勢がひかれる。事実上の経済封鎖である。
地方と中央の大がかりなケンカの話かと思っていたら、白鳥や斑鳩といったおなじみの面々も登場。
なんとなくニヤリとさせられる。
東城大にAiセンターが作られている最中のお話。
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