2018年09月01日 読了
東京のとある組、オヤジが妙に人たらしなため、人望も人脈も大きく広い。
そんなオヤジのところに、またある悩みが持ち込まれた。
刑事モノで登場する甘糟もまたちょっと顔を出したり、ほわっと笑わせるところもある。
ヤクザのくせにつぶれかけた銭湯を立て直すために働くという変わった話だけど、あまり現実離れしていないせいか、さらさらと気持ちよく読める。
ちょっと都合がよすぎるくらいに進むところはいつもの通り。
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読書と手芸の記録
2018年09月01日 読了
東京のとある組、オヤジが妙に人たらしなため、人望も人脈も大きく広い。
そんなオヤジのところに、またある悩みが持ち込まれた。
刑事モノで登場する甘糟もまたちょっと顔を出したり、ほわっと笑わせるところもある。
ヤクザのくせにつぶれかけた銭湯を立て直すために働くという変わった話だけど、あまり現実離れしていないせいか、さらさらと気持ちよく読める。
ちょっと都合がよすぎるくらいに進むところはいつもの通り。
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2018年07月26日 読了
将軍家より下賜された茜の茶碗が盗まれた。それを取り戻すため、藩命により浪人となった小宮山は、盗賊の用心棒となった。
しかし藩からの理不尽な要求と扱いに、小宮山は次第に心を削り取られていくような気持になっていた。
自らの身を落としてでも藩命を遂げようとする小宮山と、仲間とは言え悪事を生業とする盗人たちは、どんな縁を結んでいくのか。
エライ人たちと庶民との差、そして人となりの差をくっきりと分けていて解り易く、そしてスッキリ解決もする。
すらすら読めるし終わりも良いけど、強い印象は残らない。
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2018年07月17日 読了
湖畔の館で穏やかに暮らしていた紐結びの魔道師リクエンシス。
そこへ、隣国イスリル襲来の知らせが入り、館を捨てて逃げ出すことに。
だがそこへ、悪意に満ちたイスリルの魔道師が、館の庭に眠る邪悪な魂を呼び覚ました。
紐結びの魔導士がシリーズに。
魔道師でも魔女でも、いろんなバリエーションがあるけど、紐を結び、結び目や紐の撚り方で力を出す魔術は新鮮。
そんな魔道師リクエンシスの、封印していた自分の運命との戦いが始まる。
まだ導入部で、ようやく登場人物がそろったという感じ。
残酷な部分も多いけど、どんどん引き込まれていく。
リクエンシスが紡ぎだす魔術も、この先どんなものが出てくるのか楽しみ。
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2018年07月12日 読了
偽りの葬儀をして、周りの人間がどうなるのか、何をするのかを知る。
依頼人の理由はそれぞれで、その本心を知り、演出を施す。
前作も読んだのだが、さっぱり内容を思い出せない。
それなりに濃いキャラクター達だし、面白い趣向で印象深いはずなのに。
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2018年07月10日 読了
太陽にまっすぐ近づいているネメシス。
それは5000年後だが、地球人はすぐにでも避難を始めなければならない。
そんな時、そのネメシスに厄介払いされたユージニアとマルレイネには、不思議なことが起こっていた。
星に呼ばれたマルレイネ。
そこでやっと自分の居場所を見つけたと思ったのに、突然地球から父がやってくる。
地球にも父にも関心のないマルレイネは、それでも地球を救うために自分のできることをする。
その解決法はいまでは普通になっているけど、これが書かれた当時、世間はどんな感想を持ったのだろう。
今になっても実現されていない技術がたくさん盛り込まれていて、想像力を駆り立てる。
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2018年06月30日 読了
前菜、スープ、メインからデザートまで、料理のフルコースを殺人メニューの献立で集めた一冊。
アシモフだけじゃなく、いろんな作家たちの紹介と共に並んだ殺人メニューは、訳者が同じせいか、作者が違うという気がしない。
そして同じような手口もあったりする。
どれかが印象に残るというよりは、すべて通して一連のドラマのよう。
気になる作家を今後探してみよう。
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2018年06月13日 読了
伊勢志摩の海で30年まえ、青い真珠と1人の海女が消えた。
それ以来、海女の娘は口をきかず、ただ波間に漂う花弁のように暮らしていた。
夏の間、海洋研究所へ行くことになった和彦と、なぜか集まってきた上杉と若武も合流し、消えた真珠と事件の謎を解く決意をする。
少女の気持ちはわかったからもう少女小説は書かないと言った作者が、今度は少年の気持ちをわかろうとしているのか。
ちょっとこっぱずかしいような出来事もあるが、少年が対象だからだろう。
事件を推理するというより執念で解決した。
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2018年06月13日 読了
友人と二人、デパートの屋上でひたすら空を蹴り上げる男に会いに行く。
その男は、空から降って来る「不幸」を落とさないよう、空に返すために蹴っているのだそうだ。
人生に悩む10代の生徒たちを主人公にした悩みを、それぞれの視点からちょっと滑稽な表現で描く。
どんなに切ないことでも、悩みも、まるでたいしたことがないという口調で描かれるが、何度も繰り返されることで重大さが協調される。
彼らの繋がりを考えながら読むと楽しい。
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2018年05月28日 読了
湿原に建つラブホテル。
従業員も客も、知れば複雑な事情を持っていた。
そのホテルを背景に、いくつかの人物を掘り下げた短編。
なんだか後味の悪いものが最初にあったせいか、だんだんその場所に同情心が芽生えてくる。
静かに海の底に住む生き物を観察している気分。
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2018年05月23日 読了
江戸で名の知れた寺の高僧が、薬種屋たちを集めて話があるという。そのさなか、突然父の藤兵衛が倒れた。
どうやら、いくつもの薬を同時に飲んだらしい。
藤兵衛が死ぬかもしれない。
そんな事態になったらさすがの若だんなも寝付いていられない、と動き出す。
今回は若だんなもいつもより危ない目に合う。
いつものほのぼのさがなかったためか、妖たちも活躍する割に印象が薄い。
毎回一つはしばらく余韻の残る話があるのに、今回は死にかけた印象しかなかった。
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