2013年05月27日 読了
北海道ススキノのバーを拠点に探偵をしている<俺>。
今日もバーに電話がかかってくる。
大学の後輩から、同棲している彼女が帰ってこないという。
くだらないことと思いつつも断れず探るうち、とあるホテルで男が殺された事件に繋がってしまう。
小さな出来事が次々と広がり、伏線ばかりで混乱していると、全てが繋がる。
でもワカリニクイ。方言と、まわりくどい説明。
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読書と手芸の記録
2013年05月27日 読了
北海道ススキノのバーを拠点に探偵をしている<俺>。
今日もバーに電話がかかってくる。
大学の後輩から、同棲している彼女が帰ってこないという。
くだらないことと思いつつも断れず探るうち、とあるホテルで男が殺された事件に繋がってしまう。
小さな出来事が次々と広がり、伏線ばかりで混乱していると、全てが繋がる。
でもワカリニクイ。方言と、まわりくどい説明。
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2013年05月24日 読了
死刑が廃止された。その時国は、それまでに死刑の判決を受けていた者たちの処遇に困ることになった。
そして政府は、死刑判決を受けた囚人に「犯罪を犯す前の過去に戻って、自分を説得して来い」と命じる。
過去へタイムトリップをして、犯罪を起こさせないようにすれば、死刑囚は死刑囚でなくなる。
3人の死刑囚が過去でどんな行動をするのか。事件は回避できるのか。
パンドラの箱を開いた人類の話というより、メビウスの輪といったほうが近い。
似た話はたくさんあるし、だらだらと長い。
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2013年05月21日 読了
筋の通った話は大嫌い、と半助は旗本である家を飛び出し、こともあろうに岡っ引きとなた。
凶作で飢える村人をよそ眼に、こっそり米を食っていた村役の家に、村人たちはある目的で忍び込む。
突飛な登場人物で思いもよらないことをしでかす、短編集。
でも後半に行くにつれ、勢いは薄れていくように感じた。
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2013年05月14日 読了
江戸で損料屋をしている「出雲屋」のお紅と清次。
今は夫婦になって子供もいる二人の店は、つくもがみがたくさんいるために騒がしい毎日を送っていた。
子供の十夜は、二人の幼馴染と共につくもがみ達と仲良くなり、新しい仲間の双六と勝負を始める。
お紅と清次のはすっかりわき役になった。ご近所のやっかいごとに首を突っ込む子供たちの無茶を叱りながらも、つくもがみ達と少し距離が近くなる。
微笑ましい。
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2013年05月11日 読了
男子バスケ部に在籍しているが、ろくに練習にも出ず、たまに試合のビデオを撮ったりする不真面目な生徒。
そんな主人公の椎名康は、同じバスケ部員で憧れている網川が、自傷するほど思いつめて屋上から落ちたところに出くわした。
きれいにカモフラージュされていて、最後まで気付かなかったことがたくさんあった。
でも、ミステリとしてうまく騙されたという気持ちにはなれず、ただ理不尽に裏切られたような読後感だった。
キャラクターは面白いのに、好きにはなれない話。
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2013年05月10日 読了
生まれる前から遺伝子をプログラムされ、目や髪の色、骨格、果ては体質や癖まで、親の意思で作り上げられる人間。
身分差別の激しい世界で、おかしな死体が増える。
捜査を始めたFBIと、スクープを取るためにはキケンすら好物になるトップ屋。
彼らは、過去にペンタゴンが封印したゲームにたどり着いた。
未来の話なのに、創世記の神話ともリンクする。
不思議な夢のままで終わるが、次でその謎が解けるらしい。
前作は絶版で読めずじまい。
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2013年04月30日 読了
「フロリナが消滅する!」
1人の空間分析家が、そう言い残して宇宙から消息を絶った。
フロリナは宇宙で唯一、高価で高質なカート繊維を算出する惑星だった。
宇宙一の価値を持つフロリナをめぐり、その貿易権利を死守しようとする貴族たちと、そのすべてをかすめ取ろうとするトランター帝国の戦いが激化する。
地球でない惑星での暮らしや風景、秩序など、いろんな想像ができて面白い。
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2013年04月24日 読了
亡くなった祖母が残した文箱。
中には、和綴じの古文書と一緒に、和紙に包まれた気味の悪い物が入っていた。
何かの呪文のようなそれを、知乃は試してみることにした。
魔女の力を手に入れた知乃がその力を使うとき、知乃の体にはその代償のように苦痛が伴った。
大人になった知乃とその友人たちの、恋愛に向けるパワーが引き起こす苦悩。
ゆるい恋愛小説。
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2013年04月20日 読了
おいしいと評判で、なかなか予約が取れないお店。ハライ。
その店に、10月31日の午後6時に予約を入れた客たち。
たまたまその日、その時間に来た客たちの、そこに来るまでの小さな話。
認知症のおばぁちゃん、部屋から出られなくなった少年、過剰な仕事に追われている女性、他人の失敗を嗅ぎとってしまう人。
どんな成り行きがあってやってきたのか、待ち合わせの相手を待つそれぞれの客たちはみんな「誰かが足りない」状態。
小さな喪失感がたくさん集まったような状態に、心細くなる。
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2013年04月16日 読了
連続幼女殺人事件の犯人として捕らえられ、死刑執行後に冤罪とわかった大学教授の須藤。
そして、須藤が犯人だという証拠をでっちあげた刑事の身内には、世間とマスコミからの壮絶な糾弾が襲い、須藤の愛人だったアイドルが復讐を誓う。
久しぶりの赤川次郎。
やっぱりあっという間に読めてしまう。
そして、解決したのか曖昧なのか、疑問も残りつつなんとなく治まるのもいつも通り。
どこかコミカルで重くなりすぎない。
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