2016年02月11日 読了
車椅子スナイパーの宮崎一晃。
難病ゆえ、いずれ四肢が動かなくなる運命だが、美しい介護師兼愛人の篤子に支えられ、数々の難しい依頼をこなしていく。
ススキノシリーズしか読んだことがなかったが、こちらも強烈なキャラクターばかりで楽しかった。短編なので読みやすく、篤子にすら正体を明かさないプロぶりが潔い。
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読書と手芸の記録
2016年02月11日 読了
車椅子スナイパーの宮崎一晃。
難病ゆえ、いずれ四肢が動かなくなる運命だが、美しい介護師兼愛人の篤子に支えられ、数々の難しい依頼をこなしていく。
ススキノシリーズしか読んだことがなかったが、こちらも強烈なキャラクターばかりで楽しかった。短編なので読みやすく、篤子にすら正体を明かさないプロぶりが潔い。
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2016年02月04日 読了
魔法の才をもつカーランド人と、征服民アアランド人が暮らす北国カーランディア。
力が強いアアランド人は、職人気質のカーランド人を迫害し、幾度か虐殺が行われる。
とうとう怒りが抑えきれなくなった魔法使いが、平和の象徴であった鐘を壊した時、封じられてきた闇の歌い手と魔物を解き放ってしまう。
魔法使いシリーズではないけど、それぞれ自分の適性にあった魔法を使える人々。
人々の生き様がいろんな考えを持って押し寄せる。
事が収まり、収束に向かう部分がやたら長いのがしんどかった。
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2016年01月30日 読了
戦争の頃子供だった3人の少女たちの、老いて人生を振り返り、感謝し、涙する物語。
家族と共に満州へ渡った珠子と、そこで友達になった二人の戦争体験を、淡々とつづる。
どんなに悲惨な光景でも、余計な言葉で飾らずにただ事実として書かれているので、引きずられることもなく読み進められる。
そのためある意味退屈ではあるけど、一つの覚書として戦争を思い出している感じ。
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2016年01月16日 読了
ヤクザではないけど、暴力で生きている者たち。
そのなかで東京の裏社会に君臨する武蔵野連合の真嶋は、いつか東京を手に入れようとしていた。
クスリで狂わされる少女や殺しを追う刑事が、どこで真嶋と絡まってくるのかと思っていたけど、真嶋のストーリーにあまり重要なアイテムじゃなかった印象。
余り欲がなく、好きに生きた男が、最後で生きる目的を少し見つける。
夢中になって読むほどではない。
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2016年01月09日 読了
ドイツのとある市長の娘が悪魔憑きになり、手が付けられないとバチカンに協力依頼があった。そしてロベルトがエクソシスト補佐として出向くことになる。
ところが、その町の怪異はそれだけではなかった。
気になって休暇を切り上げた平賀も加わり、悪魔の正体を暴こうと奮闘する二人。
一見わけのわからない出来事をどんなふうに科学的に解釈していくのか、その工程が楽しい。
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2015年12月26日 読了
そこそこ大きな店の息子たち3人は、甘やかされて放蕩三昧だった。
そしてとうとう大目玉を食らい、3人別々に他所へ預けられることになる。
そのうちの一人円九郎が預けられたのが皆塵堂。
そしてやっぱり怖い思いをする。
とりあえず謝って、相手の怒りが収まるまで少しおとなしくして、口先だけの嘘で反省する。そんな円九郎は皆塵堂で改心するのだろうか。
相変わらずの面々に囲まれ、散々幽霊と出会い、悪友は憑き殺されてしまうというひどい思いをする円九郎。荒療治だけど怖い雰囲気は所々で猫や峯吉が和らげてくれる。
仲間も猫もどんどん増える。
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2015年12月20日 読了
跡を継げる家もなく、金もなく、嫁をもらうこともできない。どこかに養子の道があれば良いが先々の見通しが全く立たない3男以下の男たちは、せめて剣の腕くらいはと道場に通う。
ところが運よく家を継いだ吉之助は、ある日大名家へ向かう途中辻斬りに合う。それを助けた武家は、幼き日々に一緒に剣を習った道場仲間・有月であった。
立場が変わった幼馴染たち。
鶉を飼う武家の有月と共に、江戸近隣で相次ぐ豪農不審死事件の解決に駆り出される吉之助。彼はやたらと涙もろいせいか、その情けなさが有月の名案を引き立てている。
動物が登場する話は和むので読みやすい。
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2015年12月19日 読了
江戸町名主の跡取り息子でのんき者の麻之助、町名主を継いでいる色男の清十郎、堅物だけど信用できる同心・吉五郎の3人に、今日も町の悩みや揉め事が持ち込まれる。
清十郎の嫁取りがしだいに切羽詰まってもうまったなし。
おなごにモテる清十郎なのになぜ嫁が決まらないのか。
周りからせっつかれ、麻之助はいろいろと策を練る。
江戸の話が多い作者だから、シリーズの中身が混乱してしまう。
それでも、悲しい出来事もありながら人情もありの安定感ですべて丸く収まる。
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2015年12月09日 読了
大正時代、茶道の名家にお稽古をに来た紗葵子は、そこの師範と知らぬ間にお見合いをさせられており、結婚が決まる。
その師匠の家は、かつて生贄となるために育てられてきた姫が死と引き換えに手に入れた井戸を守る家だった。
紗葵子の話と姫の死後とが交互に語られる。始めはそれぞれの物語だが、最後は不思議とシンクロしていく様子が静かに広がり、その後の彼らを様々に想像させる。
誰にも肩入れせずに進むせいか、残酷な場面でもすでに思い出話のようで、ある程度は癒されている感覚があってむやみに痛々しくない。長いおとぎ話といった感じ。
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2015年12月06日 読了
自分が死んだことにして、偽の葬儀をする。周りの人はどんな反応をみせるだろうか。
決して安くない費用がかかりますが、身近な人の本音を引きだすことができるでしょう。
依頼人は、若者から余命1か月の病人まで。
現実の何もかもが感じられなくなり、死のうとしていたセレナは、いかにも怪しげな男に声をかけられる。4か月だけその命を預けてみないか、と。
イケメンだけどヘンタイの男二人と何人かの葬儀をやるうち、セレナを拾った男の過去が見えてくる。縁起でもない仕事だし、とても不謹慎なことをする人たちだけど、なぜだかさわやかに終わっている。
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