2013年05月10日 読了
生まれる前から遺伝子をプログラムされ、目や髪の色、骨格、果ては体質や癖まで、親の意思で作り上げられる人間。
身分差別の激しい世界で、おかしな死体が増える。
捜査を始めたFBIと、スクープを取るためにはキケンすら好物になるトップ屋。
彼らは、過去にペンタゴンが封印したゲームにたどり着いた。
未来の話なのに、創世記の神話ともリンクする。
不思議な夢のままで終わるが、次でその謎が解けるらしい。
前作は絶版で読めずじまい。
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読書と編み物の記録
2013年本文作成
2013年05月10日 読了
生まれる前から遺伝子をプログラムされ、目や髪の色、骨格、果ては体質や癖まで、親の意思で作り上げられる人間。
身分差別の激しい世界で、おかしな死体が増える。
捜査を始めたFBIと、スクープを取るためにはキケンすら好物になるトップ屋。
彼らは、過去にペンタゴンが封印したゲームにたどり着いた。
未来の話なのに、創世記の神話ともリンクする。
不思議な夢のままで終わるが、次でその謎が解けるらしい。
前作は絶版で読めずじまい。
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2013年05月07日 読了
ヒューゴー賞とネビュラ賞に輝いた、アシモフの傑作。
地球は、他の宇宙とエネルギーの交換を始める。無害で低コスト、枯渇の心配もないという、理想のエネルギー源。
ところが、これは対等な取引ではなかった。
パラレルワールドでは、生き物も法則も時間軸もなにもかもが、こちら側とは違っている。だからお互いの不必要なものを交換すればそれは必要なものになる。
だけど、そんなうまい話があるはずはない。
おもしろいけれど、私はロボットの話のほうが好き。
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2013年05月01日 読了
江戸、小さな貸物店「出雲屋」を切り盛りする姉弟。
そこでは、生まれて百年を経て『つくもがみ』となった器物たちが好き勝手にしゃべりだす。
貸し出された先で見聞きした面白い話を店先で話し出すつくもがみ。
こちらは決して人とは口を利かないと決めている。
人の縁談や幽霊話、いろいろあってもやっぱりほのぼのとして読みやすい。
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2013年04月30日 読了
「フロリナが消滅する!」
1人の空間分析家が、そう言い残して宇宙から消息を絶った。
フロリナは宇宙で唯一、高価で高質なカート繊維を算出する惑星だった。
宇宙一の価値を持つフロリナをめぐり、その貿易権利を死守しようとする貴族たちと、そのすべてをかすめ取ろうとするトランター帝国の戦いが激化する。
地球でない惑星での暮らしや風景、秩序など、いろんな想像ができて面白い。
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2013年04月25日 読了
市役所の戸籍係の女に一目ぼれした梶原。
同じように、少し見かけただけの彼女が気になってしょうがなくなった3人の男たち。
いつも同じような地味な服に、化粧っけもなく、なにも欲しがらない、おかしな女。
接点のなさそうな男たちが、恭子というその女と関わって行くうちに起こす、自分とはまったく違う立場の者との邂逅。
この人は、「君たちに明日はない」シリーズ以外はどれも似ている。
どこか暗くて、じっとそこにいるだけのような話。盛り上がりも感動も特にない。
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2013年04月24日 読了
亡くなった祖母が残した文箱。
中には、和綴じの古文書と一緒に、和紙に包まれた気味の悪い物が入っていた。
何かの呪文のようなそれを、知乃は試してみることにした。
魔女の力を手に入れた知乃がその力を使うとき、知乃の体にはその代償のように苦痛が伴った。
大人になった知乃とその友人たちの、恋愛に向けるパワーが引き起こす苦悩。
ゆるい恋愛小説。
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2013年04月23日 読了
自慢の剣の腕を貸し、利息を取るという貸腕業の吉岡清三郎。
胡散臭い客からは1日1両や20両とふっかける。それでも腕は確かなので、仕事はきっちりとするという、律義な男。
表情や機嫌の表現がとても面白い。
不機嫌だったり品のなさだったりの、どちらかと言うとあんまりリアルに思い描きたくないものがおかしな例えで書かれていて、不気味さを和らげてくれる。
情に厚くもなく、冷酷なところもあり、ヒーローや紳士では決してないが、頼もしさはとてつもない。
好きな部類の話。
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2013年04月20日 読了
おいしいと評判で、なかなか予約が取れないお店。ハライ。
その店に、10月31日の午後6時に予約を入れた客たち。
たまたまその日、その時間に来た客たちの、そこに来るまでの小さな話。
認知症のおばぁちゃん、部屋から出られなくなった少年、過剰な仕事に追われている女性、他人の失敗を嗅ぎとってしまう人。
どんな成り行きがあってやってきたのか、待ち合わせの相手を待つそれぞれの客たちはみんな「誰かが足りない」状態。
小さな喪失感がたくさん集まったような状態に、心細くなる。
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2013年04月20日 読了
「東城大学病院を破壊する」という脅迫状が届く。
AIセンターがやっと設立し、稼働を始めようとする時に。
センター長に任命された田口は、さらにとんでもない役を任されることとなった。
この回は、バチスタシリーズの田口先生が主役。
これで完結というにはあまり盛り上がりもなくなんだか物足りない。
田口先生がいつの間にか「行灯」ではなくなっているけど。
過去の亡霊がいくつも登場して、懐かしさでいっぱいになる。
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2013年04月16日 読了
連続幼女殺人事件の犯人として捕らえられ、死刑執行後に冤罪とわかった大学教授の須藤。
そして、須藤が犯人だという証拠をでっちあげた刑事の身内には、世間とマスコミからの壮絶な糾弾が襲い、須藤の愛人だったアイドルが復讐を誓う。
久しぶりの赤川次郎。
やっぱりあっという間に読めてしまう。
そして、解決したのか曖昧なのか、疑問も残りつつなんとなく治まるのもいつも通り。
どこかコミカルで重くなりすぎない。
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