吸血鬼


2016年03月01日 読了
 十九世紀のポーランド。貧しい田舎に新任の役人がやってきた。
やせた土地を襲う洪水、不審な村人の死、そんな時役人は見て見ぬふりをするか、村人と馴染み、同様の行いをするか。

 村に伝わる、不思議な風習。
それを否定するなら村人の信頼は得られないが、家族まで巻き込まれる。
閉鎖的な地方で起こる出来事を、暗く意味深に語る。
吸血鬼が出てくるわけではなく、隠喩として使われる。
閉ざされた村の暗くて冷たい気を感じる。

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