2010年05月29日 読了
最初の就職は3カ月で辞めた。その後、フリーター。25歳。
世間から滑り落ち、再び立ち上がる気持ちも萎え、ただ怠惰な毎日を送る主人公。
母親の病気に20年も気づかなかったなんて!
家族のことにはとんと興味を持てなかった男どもは、母の変化に途方に暮れる。
しおれた男にカツを飛ばす姉の亜矢子がかっこいい。
主人公のダメぶりに心が痛いが耳も痛い。。。
こんな風に変われたら、こんなふうに仕事が出来たら、、、。
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読書と編み物の記録
2010年05月29日 読了
最初の就職は3カ月で辞めた。その後、フリーター。25歳。
世間から滑り落ち、再び立ち上がる気持ちも萎え、ただ怠惰な毎日を送る主人公。
母親の病気に20年も気づかなかったなんて!
家族のことにはとんと興味を持てなかった男どもは、母の変化に途方に暮れる。
しおれた男にカツを飛ばす姉の亜矢子がかっこいい。
主人公のダメぶりに心が痛いが耳も痛い。。。
こんな風に変われたら、こんなふうに仕事が出来たら、、、。
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2010年05月23日 読了
特別捜査機関(スペックオプス)に所属する「文学刑事」のサーズデイ・ネクスト。文学作品の中に侵入できる特殊装置「文の門」を使って何事かを企む者たちを、物語の中に入って阻止しようとする。
もちろん協力者は小説の登場人物で、彼女らの行いによってお話が変わってしまうことだってありうる。
物語に入ることができる!登場人物と話が出来る!そして仲良くもなれる!
こんな素敵なことはない。小さいころからどれだけ夢みただろう。 『不思議の国のアリス』?『ハリー・ポッター』?
そんな世界が広がる。
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2010年05月20日 読了
AI導入に、賛成か反対か。
それぞれの立場と権力による利益を守るため、自分たちのいいような世界を作ろうとする。
そんな者たちを手玉にとり、なだめすかし、追い詰めていく。
ミステリーでも病院が舞台でもない。
田口・白鳥シリーズのエア・ポケットといった感じのストーリー。
この人の作品には、次までの「つなぎ」となるような布石めいた本がたまにある。
これらによって下準備と根回しが行われ、やがて大きな波が来る。
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2010年05月15日 読了
安積班シリーズ。巨大イベントにネットで爆破予告。
臨海署が大きくなり、人員も増えたために起こる確執。その中で起こったネット掲示板への書き込みのため、図らずも強硬班の中で勝負する羽目になってしまう。
ライバルとして登場する相楽。彼とのやり取りも相変わらずのつぶやきでやり過ごす安積。このシリーズは愚痴っぽい班長のために事件が起こるようなもので、事件そのものよりも安積の愚痴を聞くのが楽しみになってきたような気がする。
曖昧でつかみどころがなく、幻のようなカンで進むネットの中の繋がりが起こす事件の話。
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2010年05月12日 読了
一風変わったホストクラブ<indigo>。仕事仲間と副業で始めた店に舞い込んだ事件に首を突っ込むうちに結成された、にわか探偵団。
ホストの男の子たちと渋谷の街を走り回る。
主人公のフリーライター・晶が、最初はやたら男勝りで下品なのでどうにも嫌悪感が沸いたが、それもそれなりに慣れてくる。
王道ホストの優夜がうまく中和してくれているためか、オオゴトなのにあっけらかんとしていて後味がいい。
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2010年05月06日 読了
現場を観察し、聞き込みに周るときにはすでに真相をつかんでいる。小柄な女性刑事の活躍する4編。
落語シリーズが面白いのでこっちのシリーズも、と思って手に取ったけれど、どうもいまいち力がない。
「現代のコロンボ」と評される刑事の手腕は理解できる。高評価してる人も多い。でも私はあんまり楽しくなかった。
動機、殺害手順、証拠、、、伏線はきれいにいくつも取り入れられていて、推理モノとしてはすっきりとまとまっている。
でも登場人物が薄すぎる。読み終わったら何も残っていない。
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2010年05月04日 読了
中学の2年先輩のユーミさんに誘われて入ったのは、なぜか男子禁制の喫茶店<ぶろっく>。常連さんはほとんど女性ばかり。
喫茶<ぶろっく>に通うようになって、学校と家以外の居場所を見つけた。
まだ先のことなんか全然わからないし実感もないけど、大人ってどんなものなのかを見た少年のお話。
とってもこの人らしい作品。
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2010年05月03日 読了
顕微鏡下人工授精のエキスパートである産婦人科医、曾根崎。
冷徹な魔女(クール・ウィッチ)の渾名を持つ彼女の元に、5人の妊婦が訪れる。
現在の日本では認められていない代理出産。一時期はメディアでも騒がれ、大きな社会問題となった・・・・?はずなのにいつの間にか忘れ去られている問題。
主人公が冷徹な魔女(クール・ウィッチ)だからか、かなり辛口な作品になっているため、嫌悪する人も多いかもしれない。
でもやっぱり妊娠・出産の話題は目をそらすことができない。
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2010年05月02日 読了
殺されたのは、政治結社の構成員、暴力団員、ロシア人ジャーナリスト、大学教授。
一見、関係のない殺人事件だが、手口が同じ。
公安の捜査員・倉島は、これらの連続殺人の裏に潜む大きな穴を覗き込む。。。
作者は、刑事モノも公安モノも描いている。刑事と公安はその信条の違いから仲が悪いと言うが、どちらの立場の本を読んでもお互いの悪口が描かれていておもしろい。
でも今回は、倉島とロシアのネタにもかかわらず、ヴィクトルが登場しないので物足りなかった。
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2010年05月01日 読了
エジプト考古学者で30年来の友人が、謎のメールを残して失踪。やがて無残な姿で発見される。
歴史的発見をした友人と、それを狙う盗掘団。友人の仇を討つと決心した主人公。
著者が考古学者であり、様々な発掘を手がけている。初のミステリー作品だというが、事件にいたるまでのエジプトのウンチクがやたら多くてうんざりする。その辺りの説明はごっそりいらない。
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