2010年10月13日 読了
シリーズももう8作目。流れはもう水戸黄門並みで、どうしたってわかってしまう結末だけど読んでしまう。
今まで見えなかった底辺で働く人、シングルマザーになるしかなかった人。でもそいつらが「高い階級」と呼ぶヒトたちにも必ず苦悩はあって。
今回は跡を引くほどの話はなかったけれど、まだこのまま続くんだろうなと思う。
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読書と編み物の記録
2010年10月13日 読了
シリーズももう8作目。流れはもう水戸黄門並みで、どうしたってわかってしまう結末だけど読んでしまう。
今まで見えなかった底辺で働く人、シングルマザーになるしかなかった人。でもそいつらが「高い階級」と呼ぶヒトたちにも必ず苦悩はあって。
今回は跡を引くほどの話はなかったけれど、まだこのまま続くんだろうなと思う。
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2010年10月10日 読了
高二の夏、親が勝手に決めたバイト先にいやいや向かった健太。
ゆる~い感じでなんとなく生きていこうと思っていた健太が、突然の風に巻き込まれてタイムスリップしてしまう。
落ちたのは84年。バイト先の和希さんの若いころ。
聖子ちゃんカットとくるぶしまでのスカートと特攻服とバイク。
「つっぱり」たちとの交流。
『インディゴの夜』の強さはそのままだけど、展開や結末まで、すべてがベタな84年スタイルに沿っている感じがおもしろい。
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2010年10月05日 読了
安積係長の元に、新人が配属された。
それはすらりとした美人の水野。
新しい人材を加えた安積班は、それでも相変わらず淡々と事件を解決していく。
水野の加入はドラマの影響??
今までの安積班に、ドラマのためだけに女が加わっているのは嫌悪感が先に立ち、あまりいいイメージではなかったが、こうやって正式にメンバーとなると少しずつ馴染んでくる。
まだ仲間になりきれていない部分から順に描かれているためか。
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2010年10月02日 読了
第54回江戸川乱歩賞受賞作
ドクターヘリの操縦士・槇村は、偶然出くわしたヘリ墜落事故で、かつての同僚を救出した。
その同僚が病院から姿を消したことで、救出の際に感じた墜落の疑問から思考がはずせなくなる。
追うほどにわかってくる昔の知り合いと真実。
江戸川乱歩賞を受賞したわりには酷評が見えるが、私はおもしろく読めた。くどい描写もあったし人物の動きがつかみにくいシーンもあったりした。
しかし、視点の変更を書体を変えることにより、こちらも気持ちの切り替えがすんなりできた。
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2010年09月26日 読了
山梨で院内感染が発生した。
すぐさま隔離処置される病院。明らかになった致死率はほぼ100%。
そんな中、奇跡的に意識を回復した3人に、不思議な事が起こりまじめる。
バイオハザードパニック。夢人の名があらわすように、長い長い夢に誘いこまれる。
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2010年09月23日 読了
1話4,5ページほどの、短いお話。だんだんとブラックになってきて、うすら寒い空気が漂いだす。
本当にこの人の作品かと思うくらい、今までの物とはまるきり違う。
怖くて、寂しくて、思わず誰かを探したくなる。
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2010年09月17日 読了
いつの間にか300万の負債を抱えてしまった小劇団。大学からの続きで商業的に黒字が出る運営ができなかった甘ちゃんたちの集まり。
その主宰である巧に泣きつかれた兄・司は、「2年で返すこと。できないなら劇団を潰せ」と言い放つ。
司の厳しい言葉と優しい行動がほほえましく、こんな兄がいたら甘えないでいられるはずがない。
小さなパニックを繰り返しながら進む劇団に、私も司同様スポンサーになった気分が味わえた。
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2010年09月14日 読了
進路を決められるほどの主義もないままニートへ突入した主人公・梅本杏子が、決めてきたアルバイトはデパートの和菓子店。
見た目もぽっちゃりで大福のような杏子は、すぐさま「アン」というあだ名がついた。
見た目はまっとうだけど中身は不思議な人たちと、「ちょっと不思議」な出来事が和菓子にからめて解き明かされる。
ふんわり優しくて本当に和菓子のような物語。
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2010年09月11日 読了
沖縄で生まれ育った主人公・莉子は、壊滅的に勉強のできない子だった。
なんの根拠もなく東京に出、そこで出会った大人のところでやがて才能を開花する。
ある日精巧に作られた偽札がばらまかれた。当然のようにインフレになり、日本経済は崩壊する。
その発端に出くわした莉子は、なんとしても原因を解き明かそうと・・・。
とびぬけた知識と観察。
作者のもつもう一つのシリーズ「千里眼」と同じ素質を持った主人公。
流れはやはり同じ。最後には莉子の言葉で霧が晴れる。
登場人物に愛着が持てれば長く読めるシリーズになるか。
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2010年09月09日 読了
不良少年が担任につれてこられたところは落語の師匠のところだった。
大酒飲みで借金だらけのその師匠に、なぜか弟子入りを許された竜二。そこで師匠や兄弟子にいじめられながらもなぜだか素直に言うことを聞き、理不尽ないい付けにも従う。
いつの間にか気に入っていた落語の世界で、様々起こるわけのわからんことを竜二が解く。
それは不思議と落語の中の話とリンクする。
きつい方言もさらりと読める。やりたいほうだいの権力者と新人という、普通の設定がとてもわかりやすい。
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