2015年09月26日 読了
「キリヒト」としての使命が明らかになった後も、二人だけの指話でさらに絆が深まるマツリカとキリヒト。
そして国の情勢が戦へと傾いていきそうになる時、マツリカは、唯一の言葉である左手を封じられる。
一の谷を守るため、また左手を取り戻すため、周辺国への土産を手にして敵国へ乗り込むマツリカ。
上巻よりも量があったのに、少しも苦にならない。
大冒険となる下巻はスピード感が増し、読み応えたっぷり。
小休止的に入っていた魔導書などの禁書に関する講義シーンが印象的で、納得したり苦笑いしたりと、本に関する興味が増した。
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