2009年09月07日 読了
心理学者である立原健人が、自らの内に巣食う「モンスター」の望むままに殺人を犯す。完全犯罪を目指す傍ら、自らの存在を示す印を残し。。。
ネットで獲物を見つけたり、心理学用語を目印としたり、多重人格や虐待といった興味をそそる題材をうまく利用しているが、最初からどうも不快感を引きずる。
「ユグノーの呪い」と同じく読みやすかったが、こちらは後味が悪かった。
ノアをもっと使ったほうが面白くなったんじゃないかな。
「言い間違え」についての心理学的解釈も、意味深に使われている割には説明もなかったのがものたりない。
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