2013年06月15日 読了
東京のとある小ランクルームで、人相も死亡推定時刻の推測すら難しいほどの女性の腐乱死体が発見された。
殺害現場がそこではないらしいこと、周辺からはサギソウの種が落ちていたこと。
少ないうえに不可思議な発見ばかりなところから、また法医昆虫学者の赤堀が「虫のしらせ」を聞く。
思いもかけない所から広がる発想と発見がおもしろい。
犯罪にありがちな動機だし、刑事ものならあたりまえな結末だけど、きっかけはすべて「虫」によってもたらされる。
相当気持ちの悪い場面もあるけど、そんな見方もあるのかと驚くことのほうが多い。
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